話術

8月も終わりですね。へたれです。こんにちは。


さっきまで大学で面接の練習をしてきました。
面接カードの掘り下げや志望動機の確認とかを中心に、
相手に考えを伝えるという面接の感覚を取り戻すのが目的です。
前回から一カ月も空いてるのでちょっとぎこちなさがあります…。
どうも緊張すると早口になってしまうんですよね…。


面接練習が終わった後で就職支援室の先生方と雑談してました。
そこで戦場カメラマンの渡部陽一さんが凄いですよねって話になりました。


彼の凄さで一番に挙がるのが、独特な間による相手を引き込む話術。
もちろんあの風貌と人柄による所も大きいのでしょうが、
彼の話す内容の一つ一つが重く大きいからではないでしょうか。
重々しい喋り方とそれに見合ったテーマが見事にマッチしてると思います。
彼が伝えたいことを相手によく咀嚼してもらうにはあのスピードが適切だなって。
自らの命を天秤にかけて得た知識や経験は
普通のスピードに乗せていたら情報過多になりがちかもしれない。
また言葉遣いは言うまでもなく、言葉のチョイスも素晴らしい。
相手に送る内容と送る手段が一致しているからこそ魅力を感じますね。
でも本人からすれば小さいときからあんな感じだったそうですけど…。


もう一点が相手の目を見て食い入るように会話すること。
数少ないやりとりの中で聞き洩らさないことだけでなく、
相手の話のみならず表情や目からも情報を得ようとするのが分かります。
会話以外でも伝わってくるものは案外多いのかもしれません。


僕が大学で英語のプレゼンを行ったときに
「へたれもそうだけど、日本人はただ作文読むみたいな人が多すぎるんだ。」
「もっとジェスチャーを取り入れていけばぐっとよくなるね。」
とアドバイスを受けたことがあります。
相手の顔を見て伝えることはもちろん大切なんだけれども、
何も聴覚のみで情報を得てるわけでなく視覚に依るものも大きい。
ほんの少しのジェスチャーが相手の理解を助けることにつながるって。


コミュニケーションって奥が深くて難しいですね。
渡部さんの話し方が絶対に良いというわけではないのですが、
自身の向上の為に学べることも多いと思います。
テレビや何かで渡部陽一さんを見かけたらぜひ注目してみてください。
そんな感じです。